ホームホワイトニングやり方のコツとは

  • ホワイトニングジェルをマウスピースに入れ過ぎないこと。
  • マウスピースから薬剤が漏れ出した場合には、口腔内を水で綺麗にゆすいで、マウスピースはティッシュでふき取ります。
  • 納得出来る白さになっていない場合には、さらに期間を延ばします。追加のホワイトニングジェルは購入が出来ます。


ホームホワイトニングやり方

ホームホワイトニング2週間後の結果

術前(症例1)

術前(症例1)


かなり歯の黄ばみが目立ちます。

僅かではありますが、歯頚部側に茶褐色の縞状の着色が認められますが、テトラサイクリンの影響を受けた変色歯といえます。

術後(症例1)

後(症例1)


毎日約2時間、約2週間実施後、歯の黄ばみはほぼ解消し、満足できるところまで歯が白くなりました。

また、このまま何もしなければ徐々に再着色が起こっていきます。

タッチアップや再着色防止用の歯磨き粉の使用が必要です。

術前(症例2)

術前(症例2)


術前はA3シェードです。

術後(症例2)

後(症例2)


術後はA1シェードまで白くなっています。

自宅で行う時のやり方のコツ

コツ

ホワイトニングジェルをマウスピースに入れ過ぎない

1歯当たり米粒大の薬剤をマウスピース内の歯の表面に相当する部分に入れます。ホワイトニングジェルをマウスピースに入れ過ぎるとこぼれ出てしまいます。

高い濃度のジェルを使用した場合には歯茎に痛みが出ることもあります。

コツ

歯磨き後にホームホワイトニング開始

歯磨き後、2時間を目安にマウスピースを口腔内に装着します。
マウスピースから薬剤が漏れ出した場合には、口腔内を水で綺麗にゆすいで、マウスピースはティッシュでふき取ります。

コツ

ジェルの追加購入

約2週間後、ホワイトニングが完了します。来院して歯色の診断+歯の写真を撮影します。
納得出来る白さになっていない、もっと歯を白くしたい場合には追加のホワイトニングジェルの購入が出来ます。

ジェルの追加購入可

ホワイトニングジェルの取り扱い方

ポイント

 冷蔵庫で保管

ホワイトニング用ジェルは冷蔵庫で保管します。開封後は、冷蔵庫保存で2週間持ちます。
未開封であっても、使用期限がありますので、その期限内に使用してください。

タッチアップ

ポイント

 歯の白さを維持するタッチアップは1年に一度

ホームホワイトニング後の歯の白さは永遠に持続する分けではありません。少しずつ再着色して元に戻っていきます。そのため定期的な再ホワイトニング(タッチアップ)が必要です。

※ホームホワイトニング用ジェルの追加購入が出来ます。 1本(約1週間分)1,800円 (税別)、 遠方の方は郵送にも対応させていただきます。※ 当院で施術を受けた方のみです。

ホームホワイトニングジェルの誤飲

オフィスホワイトニングは歯科医師または歯科衛生士の管理下で行われるため、口腔粘膜や歯肉へ薬剤が接触することで、問題が発生することは起こりえますが、誤飲することは無いと言ってよいでしょう。

一方、自宅において自分で行うホームホワイトニングではジェル(薬剤)の誤飲は十分ありうることです。

誤飲が想定されるケース

  • 施術用マウスピースの適合不良による薬剤が漏れ出す。
  • 就寝時、マウスピースが歯列から脱落して薬剤がもれる場合。
  • ジェルの量が多すぎてトレー装着時に口腔内にあふれ出る場合。

ホームホワイトニングジェルの安全性

安全性

 歯の白さを維持するためタッチアップは1年に一度

ホームホワイトニングジェルの薬剤成分である過酸化尿素が口腔内に流れ出しても重篤な副作用の報告はなく、安全性が確認されています。

逆に歯肉の炎症が減少したとの報告があり、これは、自宅で出来る歯の漂白が始まった歴史を見ればうなずけます。

しかし近年、ネット通販で気軽に高濃度のホワイトニングジェルの購入が出来るようになっています。歯科医師の指導のもと行わない安易な使用でトラブルが頻発しています。

歯科医師の管理下において行われるホワイトニング(オフィス・ホーム共に)では問題は発生しにくいと考えられます。

ホワイトニングの歴史

tips

歯周病予防に使用

アメリカの矯正歯科医が矯正治療時の歯周病の発症を食い止めるために過酸化尿素を使用しました。 歯周病のコントロールが可能であることと、その副産物として歯が白くなっていたことを発見しました。

その後、過酸化尿素が歯のホワイトニングの為の臨床応用が始まったという歴史があります。

【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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