オフィスホワイトニングの手順

初めてのオフィスホワイトニング1回実施例

シェードは、明度順にB1< A1< B2< D2< A2< C1< C2< D3< A3< D4< B3< A3.5< B4< C3< A4< C4の16段階になります。

術前(症例2)


術前はA1シェードです。元々かなり白いタイプですね。

後(症例2)


術後はホワイトニング専用のシェードガイド(B1よりさらに白い)W1くらいの白さになっています。

初日

ステップ

カウンセリング

歯の黄ばみに関するアドバイスやお悩みについて伺います。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのメリット・デメリットや治療費の説明を行います。

カウンセリング
カウンセリング

ステップ

歯科医師による口腔内診査

口腔内が施術に適した状態であるか診査をおこないます。

歯科医師による口腔内診査
歯科医師による口腔内診査

ステップ

レントゲン撮影

虫歯や歯周病などの歯科疾患のある場合は、レントゲンを撮ります。ホワイトニング前に治療が必要か診断します。

レントゲン撮影
レントゲン撮影

ステップ

簡単なクリーニング

簡単な術前クリーニングを行います。しっかりやり過ぎると知覚過敏が出やすいのでプラークの除去を目的とします。簡単なクリーニングは治療費に含まれます。

簡単なクリーニング
簡単なクリーニング

ステップ

口腔内写真撮影

術前の歯の色を撮影します。術後も比較のために口腔内写真撮影をします。

口腔内写真撮影
口腔内写真撮影

ステップ

ガムダム塗布

薬剤の刺激から歯茎を保護するガムダムを塗布します。

ガムダム塗布
ガムダム塗布

ステップ

ホワイトニング剤の塗布

ホワイトニング剤を1本ずつ塗布します。

ホワイトニング剤の塗布
ホワイトニング剤の塗布

ステップ

光照射

12分×8分×8分の3回光照射を行います。各回ごとに薬剤をふき取り新しい薬剤を歯面に塗布し、光照射します。3回の光照射が完了したら薬剤を綺麗に清掃してフッ素コーティングして終了です。

光照射
光照射

2週間後

ステップ

2回目の施術

一般的にオフィスホワイトニングの回数は2回~3回必要です。2週間後、一連の流れで同じ施術をします。

2回目の施術
2回目の施術

口腔内診査の詳細

術前診査は費用に含まれます。ただし、この診査により歯科的問題が見つかり、さらに詳しい診断が必要としたときは患者様の同意を得た上でレントゲン等を撮る(妊婦の方を除く)ことになります。そのときは保険適用ですので、念のため保険証を持参していただくことを勧めいたします。

歯科的問題とは 虫歯、歯軋り、重度歯周病、無カタラーゼ症、妊婦の方、多量の歯石が付いている場合等です。 このような方は当日すぐに、ホワイトニングを受けられない場合があります。

診断の結果、歯科疾患があり、歯科治療を希望される場合、ホワイトニング費用の他に、初診料及び諸費用が加算されます。(保険適応)

事前の治療が必要な例

1回の色の変化量

小さい虫歯や楔状欠損

小さな虫歯や楔状欠損がある場合にはグラスアイオノマー(フジⅨ)で暫間充填(仮詰め)します。 グラスアイオノマーの封鎖性は20日間ほど期待できます。

ホワイトニング 終了後2週間以上経過した後でコンポジットレジン充填を行います。 施術直後に充填処置を行わないのは、ホワイトニング終了直後はコンポジットレジンの接着性が極めて低下しているためです。

施術により白くなるシェードを事前に予測し、前もってコンポジットレジンを充填してもかまわないかもしれませんが、 その場合歯の色のタイプの診断が重要です。

1回の色の変化量

切端の咬耗

切端部がすり減っていると施術中に知覚過敏が起こる事があります。 切端部の強いすり減りに対しては、ホワイトニングによって白くなると予測されるシェードでコンポジットレジン充填をしても審美的な支障はないと考えます。

すり減りの度合いが少なく、風をかけても凍みない場合には、歯肉を保護するガムダム(レジン製)で切端部を覆ってホワイトニングしてもよいと思われます。

術前クリーニングが必要な場合

術前

術前


大量なステインが付着しています。

術後


エアフローによるクリーニング後です。

エアフローでクリーニング
エアフローでクリーニング

エアフローでクリーニング

オフィスホワイトニング前の歯面クリーニングは注意が必要です。
強くやり過ぎると施術中の痛みの原因になるからです。

タバコのヤニや茶渋が頑固にこびりついている場合には、エアフローでクリーニングを行います。ホワイトニングの施術はクリーニングの日から2週間後となります。

オフィスホワイトニングでは何歯まで可能

オフィスホワイトニングでは第1小臼歯まで行うのが一般的です。従って、全部で16本の歯を同時に白くすることが出来ます。

第1小臼歯よりも奥の歯をホワイトニングしないのは、光が届きづらいこと、歯の表面に塗るオフィスホワイトニングの薬剤が頬粘膜に付着し炎症を起こしやすいからです。

第2小臼歯よりも奥の歯をホワイトニングしたい場合にはホームホワイトニングをお薦めします。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのそれぞれの長所を取り入れ短所を補うことで、期間の短縮や歯の白さの安定に高い効果をもたらす方法です。当院では「スペシャルホワイトニング」と呼んでいます。

デュアルホワイトニングの利点

オフィスホワイトニングを1回行なえば、歯がある程度白くなります。オフィス施術後から24時間経過した後に自宅でホームホワイトニングを行なっていきます。ホームホワイトニングの期間は約1~2週間で、ホームホワイトニング単独より期間の短縮が可能です。

デュアルホワイトニングの手順

1

オフィスホワイトニング実施

オフィスホワイトニング実施日にマウスピース作成のための歯型取りを行います。

2

翌日以降

オフィスホワイトニング実施日の翌日にはマウスピースをお渡しできます。

3

ホームホワイトニング開始

オフィスホワイトニングが終了してから24時間以内は歯の水分バランスが悪化する(仮説)ため、痛みが起こる可能性があります。ホームホワイトニングは24時間以上経ってから開始するようにします。

4

2回目のオフィスホワイトニングを施術する場合

通常は1回オフィスホワイトニングで問題ありませんが、2回以上オフィスホワイトニングを行う場合には、1回目のオフィスを施術してから2週間以上経過してから行うのが理想的です。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、加齢や飲食等で歯の色素付着にお悩みの方に、オフィスホワイトニングとして短期間でホワイトニング効果を実感できる歯や歯茎に負担の少ないビヨンドホワイトニングをご提供しております。まや、歯の色が濃い方はホームホワイトニングをお薦めしています。江戸川区篠崎で痛みの少ないオフィスホワイトニング治療をご検討中の方はぜひ、当院へお気軽にご相談ください。

【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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